噴水良いですよね、手軽にマイナスイオン補給できそうな感じが。
こんにちは、ミラックスです。
今回ご紹介するのは「徳水園・円筒分水アクアパーク」
日本一の円筒分水や水路の歴史など、農業に関する水と気軽に触れ合えるこちらの公園。
実際に私が散策し、どういった施設なのか調べてきました。
園内の雰囲気が分かると思うので、是非ご覧ください。
徳水園
徳水園は、胆沢の国道397号線にある親水公園です。
この付近には、昔から農業用水を取り入れる堰がありましたが、取水口が上流と下流で約1キロ程しか離れていません。
その為、水の取り合いで争いが絶えませんでした。
それを解決する為、国営事業で昭和33年に、水を均等に分けられるよう円筒分水工が完成しました。
徳水園の敷地内は、農業用としては日本最大ともいわれる円筒分水が見られます。
また、ビオトープや三連水車、手漕ぎイカダなど、水と触れ合える公園となっています。
円筒分水とは
水土里ネットみやぎより引用
農業用水は農業において死活問題であり、古来から上流側と下流側で水争いが勃発し、時には流血沙汰になる事もありました。
そこで水を公平に分ける為に考案されたのが、円筒分水です。
詳しい説明は割愛しますが、この施設のおかげで水争いは解決しました。
昭和初期から導入され、歴史ある円筒分水ですが、大小合わせれば現在でも全国各地でたくさん現役稼働しています。
住所・アクセス
奥州市胆沢若柳字上土橋
- JR水沢駅より車で約20分
- 東北自動車道 奥州スマートICより車で約15分
大噴水の見られる時間
放水式(4月20日前後)から10月まで
- 午前10:00~10:15
- 午前11:00~11:15
- 午後0:00~0:15
- 午後1:00~1:15
- 午後2:00~2:15
- 午後3:00~3:15
- 午後4:00~4:15
遊びに行ってきた
こちらの公園は、岩手県住田町~秋田県東成瀬村までをつなぐ国道397号線にあります。
山間部に近くなってくると休憩施設も少なくなりますが、徳水園はトイレも設置され、道路を挟んだ向かい側にある観光案内所では自販機やアイスクリームも販売しています。
この付近を走るドライバーにとって、貴重なオアシスではないでしょうか。
円筒分水工
この公園のシンボル的存在である、円筒分水です。
外円径31.5メートル、内円筒直径24メートルの大きさから出てくる水は大迫力の一言。
凄まじい水の音に、ただ圧倒されます。
そして目玉であるこちらの大噴水!
すげぇ!!
3本の噴水が、24メートルの高さまで吹き上がるさまはインパクトがありますね。
虹まで出ちゃって幻想的。
なお、噴水の直下はめちゃくちゃ水をかぶります。
ショーシャンクの空にごっこが出来そうだなと考えましたが、よく考えれば川の水なのであまりオススメしません。
因みに噴水の展望台には、胆沢平野土地改良区のイメージソングが流れるスピーカーがあります。
近づくと、岩手出身の二人組バンド、アンダーパスの歌う「いさわへいやの唄」が流れ出しました。
なにゆえに
いや、いい歌なんですよ、子供も口ずさめそうですしイメージもぴったり。
ただ円筒分水の前にというのがシュールで・・・逆にこのシュールさが名物になって良いのか?
ここにスピーカーを設置した方は、かなりの戦略家のようです。
アクアパーク
円筒分水展望台のわきにある階段を下ると、アクアパークに入ります。
こちらはでは、園内や胆沢川を一望しながら休憩できるベンチとテーブルがついた東屋や、水路の歴史を再現したゾーン、ビオトープに水車など、普段生活している時とは違う水を身近に体験できます。
なお、このアクアパークには「アクアくん」という精霊が住んでいるそうです。
多分、倒せばアイテムをドロップすると思います。
東屋
RPGゲーム感ただよう階段の最上部にあるのが、こちらの休憩所。
グーグルマップの航空写真を見て頂ければお分かりになると思いますが、こちらの公園は森に囲まれています。
ですので、四方を見回しても緑がいっぱい!
きっとこの公園を出るころには、視力が3.0位になっているに違いありません。
それはそれとして、園内や川を眺めながら休憩できるのは癒しスポットですね。
聞こえてくるのは、川の流れる音と、鳥や昆虫、カエルの鳴き声といった位です。
ちょっとしたピクニック気分も味わえるので、家族連れもオススメですね。
水路の歴史ゾーン
東屋をくだると、時代によって水路がどのように変化していったかを再現した散策路になります。
始めはこのような地面を掘って土で作っていただけの水路も、時代の変化とともに水害に強くなっていきました。
先人たちが、どのように水と暮らしていたかが、何となくうかがい知ることができますね。
ちなみに、家の田んぼはいまだに土の水路です。
我が家だけ時が止まっている
三連水車・ビオトープ
水の歴史ゾーンを過ぎると、水車と池が現れます。
ビオトープとは、野生の生き物が暮らせる場所の事で、この池は水生生物が住むのにぴったりの環境になっていますね。
原動機として稼働している水車は、今日ですとほぼ見られなくなりました。
こちらの水車も観賞用ですが、水の公園にはもってこいのオブジェですね。
のどかな風景とマッチして、このようなインスタ映えしそうな写真も撮れます。
手こぎいかだ
見るからにヤバそうないかだです。
ですが、ヤバいと分かっていても乗ってみたくなるのが人間の性。
意を決して乗ってみたところ、案の定沈みました。
どうやら体重60キロの男性が乗ってはいけない仕様のようです。
おそらく腰掛と思われる部分に乗れば大人でも大丈夫そうですが、男一人で沈みゆくいかだを漕ぎ続けるとか痛々しすぎるのでやめました。
体重の軽い方や、お子さんであれば楽しめると思うので、遊んでみてください。
銀色の道の碑
駐車場に、押すとダークダックスさんの「銀色の道」という歌が流れるボタンが、歌碑とともに設置されていました。
雪の積もった街道が、この歌のイメージとピッタリとの事で、胆沢町政40周年記念に建設されたとの事。
ワクワクしながらボタンをプッシュようとしましたが、ぶっ壊れていました。
ネットで調べたら、少なくとも5年以上前には故障していたらしい。
ワクワクを返して欲しいと思いつつ、碑に書かれている歌詞を読んで、雪の降り積もる徳水園に思いをはせました。
まとめ
という訳で、今回は国道397沿いにある親水公園「徳水園」をご紹介させて頂きました。
普段の生活では、円筒分水工という単語に触れることも中々無いと思いますが、こちらではそれらを身近に感じることができます。
緑と水の多い癒しスポットでもあるアクアパークは、一人でのんびり散歩したり、家族や友人、恋人と遊ぶのも楽しい場所だと思います。
ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
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